母子保健研修所改善計画

The Project for Improvement of Maternal and Child Health Training Institute

終了案件

国名
バングラデシュ
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
保健医療
交換公文(E/N)署名
1998年5月~
供与額
11.77億円

プロジェクト紹介

バングラデシュの母子保健研修所は、1953年に設立された産科病院機能と母子保健従事者の研修機能を併せ持つ国立機関です。同研修所で実施される研修・実習は、ダッカ地域のみならず全国の人材育成に必要不可欠な存在となっています。しかし、業務が急増する一方で、施設・設備の不足により助産、臨床実習、母子保健サービスに支障をきたしていました。この協力では、母子保健研修所の改善・拡充と必要な医療機材の整備を支援しました。これにより、産科病院として産前産後検診、予防接種、家族計画に係る処置、分娩件数などが増加し、研修所としては研修コースの増加、受講生の増加など機能の向上が図られ、母子保健サービスの改善に寄与しました。

協力地域地図

母子保健研修所改善計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • ダッカ市アジンプール地区にある母子保健研修所のメインセンター。産科病院機能と母子保健従事者の研修機能を併せ持つ。 

  • 6床からなる病室。入院患者の受け入れが可能。 

  • 薬品用冷蔵庫。14年経過した今(2014年)も問題なく稼働している。 

  • 酸素吸入器を利用中の未熟児。 

  • 高圧蒸気滅菌装置。手術用具の滅菌処理に毎日稼働する。 

  • 講義室での助産師の研修風景。母子保健従事者の研修機関でもあり、助産師を中心に様々な人材育成研修が実施されている。 

  • 母親学級では妊娠後の体がどれだけ動きを制限されるかを体験。栄養バランスに配慮した食事指導や緊急時の対応なども教えている。 

  • 実施中の研修コースが記載されたホワイトボード。 

  • 手術室。ここで帝王切開も行われる。 

関連情報

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