第二次オルモック市洪水対策事業計画

The Project for Flood Mitigation in Ormoc City(Phase 2)

終了案件

国名
フィリピン
事業
無償資金協力(交換公文(E/N))
課題
水資源・防災
交換公文(E/N)署名
1998年5月~
供与額
21.44億円

プロジェクト紹介

フィリピンでは、1991年11月にビサヤ地方を襲った台風により、オルモック市では死者・行方不明者が約8,000人、被害家屋約14,000戸という甚大な被害を受けました。その後の同市の災害普及事業は、破堤箇所の修復と崩壊橋梁の仮架け替えに限られており、洪水被害を引き起こしたアニラオおよびマルバサッグ両川の洪水防御対策については未着手の状態でした。この協力では、同2河川を対象に、堤防護岸や落差工などの実施を支援しました。これにより、洪水被害の軽減に寄与しました。

協力地域地図

第二次オルモック市洪水対策事業計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクト全体に関する概要パネル。(公共事業道路省オルモック事務所) 

  • オルモック市の中心部(アニラオ川)。街灯が配されて人々が歩くことのできる遊歩道が整備されている。 

  • アニラオ橋の標識。オルモック市の人々はみなJICAという組織名をよく知っている。 

  • 右側が河川改修の前のアニラオ橋。左側が新たな河川域。 

  • この協力で整備した樋門。公共事業道路省のアドバイスを受けながら、市当局が管理を行っている。 

  • 河川改修の護岸につけられた階段が洪水時の水位を目視で測る基準になっている。 

  • 夜間のオルモック市(アニラオ川)。河川沿いに街灯が配されて、町が明るくなった。 

  • 協力サイトとの境に作られた柵。市のイニシアチブで、河川用地内に家が入らないように柵を設け、不法居住者などが河川域内に居住しないように管理を行っている。住民たちも、柵の内側は皆で環境を守っていく河川域であるという認識を強く持っている。 

  • この協力で建設されたアニラオスリットダム。 

  • この協力により住民が移転した地区の幼稚園。住民たちは事業に感謝して、移転先の地区をJICA地区と名付けた。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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