農村地域配電網整備事業
Rural Electrification Upgradation Project
終了案件

- 国名
- バングラデシュ
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印
- 2010年3月~
- 借款契約額
- 132.41億円
プロジェクト紹介
バングラデシュでは、電力の供給不足が経済成長の最大のボトルネックの一つとなっていました。2009年当時の経済成長に伴う電力の需要増加に対して、供給可能な設備容量はピーク時需要の約7割にとどまり、計画停電の実施を余儀なくされていました。また、農村部では、乾季を中心とした灌漑設備稼働のための電力需要が高く、この需要への対応が食料安全保障の観点から優先課題とされていました。特にジャムナ川以西の農村部では配電網整備が不足していることから、電力系統設備の供給能力が電力需要に対し追いついていませんでした。この協力は、ジャムナ川以西の農村部において、配電網の新設・改修を実施することにより、配電ロスの低減、電力供給システムの強化および安定化を通じた効率的な電力供給、特に乾季において急増する灌漑設備稼働のための電力需要への対応を図り、貧困率の高い西部地域の住民の生活環境・生活水準の向上、地域経済の活性化に寄与しました。