湖南省環境整備・生活改善事業

中国の湖南省西北部武陵山地区は、貧困層が集中する山岳地帯で、住民の大半は農業で生計をたてていますが、収穫される農作物の多くが自家消費用で、農業生産性は低い状況でした。同地区では、貧困率が全国平均を大きく上回り、経済水準および家計水準が低いため、公共サービスへのアクセス難により、健康状況や、識字率などの低迷を招いており、貧困脱却がいっそう困難という悪循環に陥っていました。この協力では、同地区において、社会サービス施設（教育施設、保健衛生施設、上水道施設）および農村市場の整備を支援しました。これにより、生計の向上を図り、同地域の社会および経済の安定に寄与しました。