シェムリアップ上水道拡張事業（第二期）

カンボジアの地方都市の給水率は低く、第三の都市であるシェムリアップ市は最も低い水準であり、アンコールワット遺跡群を訪れる観光客や人口増加による水需要に対応できておらず、深刻な水不足の発生し、衛生環境も劣悪なものとなっています。
カンボジア政府は安全な水へのアクセスの改善を優先的開発目標の一つと位置づけ、2023年までに都市部人口の90パーセントが安全な水へアクセスすることを目指し、シェムリアップ市を含む8地方都市における上水道設備の拡張・整備が必要としています。
この協力は、急速な都市化及び観光客の増加により水不足が深刻となっているシェムリアップ市において、上水道設備を拡張することにより、安全かつ安定的な上水道サービスの普及を図り、同市の生活環境の改善及び当該地域の観光産業の振興に寄与します。