環境モデル都市事業（貴陽）（2）

中国では、1980年代以降順調な経済成長に伴い、工業化と人口増加により環境汚染が進んでいました。特に大気汚染は、主なエネルギー源である石炭の燃焼による二酸化硫黄、窒素酸化物などが深刻でした。このため1997年9月に日中首脳会談にて提唱された「環境モデル都市構想」では、モデル3都市を集中的に環境対策を行い他の都市へ普及させることが目的とされていました。この協力では、モデル3都市のうちのひとつ、貴陽市においてガス供給事業と各種工場における大気汚染対策を行い、貴陽市における大気汚染等の改善を支援しました。