大連都市上下水道整備事業

中国の大連市では、経済成長に伴う都市化によって、給水量の不足や、既存上水設備の老朽化による水質の悪化などが問題となっていました。特に同市の周辺地域では、下水処理場が未整備のため河川汚濁や地下水汚染が顕著で、農作物や人体に悪影響を及ぼすことが懸念されていました。この協力では、同市周辺地域である瓦房店市と庄河市において浄水場などの上水施設の新設と、瓦房店市と旅順口区において沈殿池などの下水施設の新設を支援しました。これにより、水需給の緩和と市内河川の水質改善を図り、市民の生活環境の改善に寄与しました。