山西省黄土高原植林事業

山西省の西半分を占める黄土高原は、かつては、森林率50パーセント以上の肥沃な地域でしたが、過度の開墾などにより森林率が減少し、土壌流出に伴う砂漠化や黄河下流域での断流の要因ともなっています。この協力では、同省黄土高原地帯における合計約10万ヘクタールの防護林、用材林および果樹林の造成のための苗木の調達などを支援しました。これにより、地域の森林率の向上、農家の収入向上を図り、同地域の社会・経済の安定、同地域および黄河下流域住民の生活環境の向上に寄与しました。