タミルナドゥ州都市インフラ整備事業

インド南東部に位置するタミル・ナド州は、国内で最も都市化が進行している州の一つです。これら都市部の州GDPへの貢献は70パーセントを占める一方、増大する都市人口に対して上下水道ネットワーク整備が追いついておらず、州内の中小規模の地方自治体（157市）は、州が規定する目標給水量を供給できていないほか、下水道処理施設を有するのは11市にとどまり、衛生環境の悪化を招いていました。この協力は、インド南部のタミル・ナド州の地方都市における上下水道施設整備に対し、タミル・ナド都市開発基金を通して長期資金を供給することにより、人口増加の進む地方都市への上下水サービスの提供を図り、地方都市の経済発展と地域の住民の生活環境の改善に寄与しました。