鉄道輸送力増強事業

広大な国土をもつ内陸国であるカザフスタンでは、鉄道が陸上輸送の中心的な役割を果たしています。しかし、鉄道は老朽化が著しく、円滑かつ安全な運行のため鉄道設備の改良や能力増強が必要となっていました。また、中国との国境における貨物の積替え能力増強、修理・メンテナンス設備の能力増強も求められていました。この協力では、軌道修復・迂回路建設、通信設備改良、ドルジバ駅積替え施設能力増強、客車修理工場の新設を支援しました。これにより、対象区間の鉄道輸送能力および安全性の向上に寄与しました。