海岸線汚染対策・上水道整備事業
COASTAL POLLUTION CONTROL AND WATER SUPPLY PROJECT
終了案件

- 国名
- レバノン
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 水資源・防災
- 借款契約(L/A)調印
- 1997年3月~
- 借款契約額
- 130.22億円
プロジェクト紹介
レバノンの基礎的インフラは、長期に及ぶ内戦により破綻し、上水道設備の不足などの影響で、深刻な水不足問題を引き起こしていました。また、下水処理場の設備が不充分なため、十分に処理されていない汚水がワジ(枯川)に放流され、近辺の地下に浸透し地下水の汚染を招くなど、生活環境を悪化させていました。この協力では、観光資源に恵まれた海岸線近くにあるサイダにおける下水道(延長42.52キロメートルの汚水管渠、下水処理施設)の整備と、ケスロワンにおける上水道(湧水であるマディク水源の拡張、送水施設の建設、運転管理・監視機器)の整備などを支援しました。これにより、水供給の安定化を図り、市民生活環境および海岸線汚染状況の改善に寄与しました。