上水道セクター整備事業

モロッコでは、地理的・気候的特性により、しばしば干ばつに見舞われ水不足に陥るなど、安定的な水資源管理が重要課題となっています。また、地方部で利用されている地下水は、家庭などからの排水によって汚染されていることもあり、上水道の整備は急務となっています。この協力では、特に都市部、地方の貧困層が多い地域の上水道施設の整備を支援し、上水道供給の向上、拡大を図りました。これにより、給水人口は1995年の60.5万人から協力実施後の2004年には約91万人となるなど、安全な水の安定的な供給、公衆衛生および生活水準の向上に寄与しました。