ルソン系統民活支援送電線事業

フィリピンでは1990年代初頭、電力設備への投資の遅れから深刻な電力不足が生じ、長期停電が続いていました。政府は短期間での投資を実現するため、民間セクターの参入を促進し、深刻な電力不足を解消しましたが、その後もルソン島では高い電力需要増が見込まれ、さらに継続的に発電・送変電設備を開発する必要がありました。この協力はルソン島において、民活方式で建設された2つの発電所と既存系統とを連係する送電線および変電設備の建設・拡充を支援しました。これによりルソン系統への電力安定供給を図り、同島の経済発展に寄与しました。