コルディレラ幹線道路整備事業

フィリピンのルソン島北中部に位置するコルディレラ自治区は、域内の7割が起伏の激しい山岳地帯のため、道路や通信などの基礎的インフラ整備が遅れていました。また自然災害により、既存道路の交通の遮断もしばしば発生していました。この協力では、同自治区の中心都市バギオからアリタオの間（全長約100キロメートル）において、道路の舗装、斜面防護工、橋梁の整備を支援しました。これにより、通行時間が短縮され、地域住民のアクセス改善に貢献したほか、周辺農家の農産物の出荷量や観光客数の増加など、地域経済の成長にも貢献しました。