首都圏鉄道 3 号線改修事業（第二期）

フィリピンの首都圏内の主要な都市鉄道三路線のうちの一つである首都圏鉄道3号線（MRT3）は、必要な部品調達が行われない等、適切な維持管理業務が実施されておらず、鉄道システムや車両が劣化し、運行トラブルが頻発しています。このような維持管理不足により、近年のMRT3号線への需要増に対応できず、乗客の生活および安全に重大な影響を与えることが懸念されています。

本事業は、運行中断等のトラブルが相次ぐMRT3号線を改修することにより、鉄道の安全性、快適性を向上させ、同線の利用促進を図ります。これをもってマニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染や気候変動緩和を目指します。

① 事業の目的
本事業は、運行中断等のトラブルが相次ぐマニラ首都圏の MRT3 号線を改修することにより、鉄道の安全性、快適性を向上させ、同線の利用促進を図り、もってマニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に資するとともに、大気汚染や気候変動緩和に寄与するもの。
② 事業内容
１）車両、鉄道システム（軌道、信号、電気設備等）、駅施設（エレベーター等）並びに維持管理用機器の改修・整備とスペアパーツの供与（改修中及び瑕疵担保期間中の維持管理含む）
２）コンサルティング・サービス（施工監理、維持管理監督能力強化支援等）