ナザブ空港整備事業

Nadzab Airport Redevelopment Project

実施中案件

国名
パプアニューギニア
事業
有償資金協力
課題
運輸交通
借款契約(L/A)調印
2015年10月~
借款契約額
269.42億円

プロジェクト紹介

パプアニューギニアは、大小合わせて600を超える島々からなり、航空輸送は国民の移動に重要な役割を担っています。同国北部地域の産業・物流の拠点であるレイ市(首都ポートモレスビーに次ぐ第2の都市)郊外に位置するナザブ空港は、旅客手荷物や保安検査は人力で処理をしているためにピーク時には大きな混雑を招いています。また、航空灯火などの空港設備の不足に加え、旅客ターミナルビルの老朽化は著しく、空港運営の効率性に支障を来しています。この協力では、同空港に対し、旅客ターミナルビルの新設および滑走路の改良などを支援します。これにより、航空輸送の安全性・利便性向上を図り、同国北部地域の経済成長の促進に寄与します。

協力地域地図

ナザブ空港整備事業の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • エプロン 

  • 飛行機から降りて到着ゲートに向かう乗客 

  • 老朽化が進む管制塔 

  • 老朽化が進む管制塔 

  • ターミナルビル外部から見た入口ゲート:受託手荷物検査は、探査機器ではなく荷物を開扉して目で見る検査方法であり、セキュリティが十分ではない。 

  • ターミナルビル内部から見た出口ゲート:ターミナルビルは建設後40年以上超過しており老朽化が著しい。 

  • 常時開放状態にあるエアサイド入場に対するゲート 

  • 滑走路面:水はけを良くするための凹凸加工がなされているが、滑走路の補修箇所については舗装の痛みが激しく、骨材が露出し、剥がれている状態。 

  • 消防車庫:国際民間航空機関(ICAO)の定める安全基準に照らし、消防車両、保安検査機器など機材の新規調達や滑走路、エプロン、航空灯火など施設の更新などが必要な状況。 

  • ターミナル内到着ラウンジ:2012年には国内線旅客数が約33万人に上り、現在の旅客ターミナルビルの収容能力の限界まで達している 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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