アルーシャ-ホリリ間道路改修事業

タンザニアは、域内統合を目指す東アフリカ共同体（EAC）に加盟しており、地域の物流の中継地点としての役割を担っています。具体的には、ウガンダ、ブルンジ、ルワンダ等の内陸国は同国を横断する中央回廊及びケニアを横断する北部回廊を経由し、インド洋までの輸送ルートを確保しています。そのため、同国政府は、国内道路の渋滞の解消含めた道路輸送の状況の改善とそれによる走行時間の短縮と輸送コスト削減を図ることを運輸・交通セクターの重要課題の一つに掲げています。
この協力では、アルーシャ州アルーシャ市内及びキリマンジャロ州モシ市内の道路の4車線化、並びにキリマンジャロ州キカフにおいて橋梁及びアプローチ道路を建設することにより、急増する道路輸送需要への対応を図り、同国の持続的かつ安定的な経済成長及びEAC域内諸国の地域統合に寄与します。