太陽光地方電化・給水事業

チュニジアの地方農村地域では、投資コストが高額な送配電線の整備が進まず、未電化集落が散在していました。また、水資源を地下水に頼る南部農村地域では、畜産業の飲料水を確保するため井戸からの揚水や脱塩作業が必要ですが、既存の送配電網へアクセスできないため、大半がディーゼル発電を用いていました。この協力では、地方農村地域の約500世帯と南部農村地域の井戸約60ヵ所に太陽光発電設備、揚水ポンプおよび脱塩装置の設置を支援しました。これにより、地域住民の生活向上や畜産業の振興、生活水準の向上を図ります。