タイ電話網拡充事業（2）

急速な経済発展を遂げるタイでは、国内電話需要が1984年から1990年の間に倍増しました。しかし、国内の回線容量が不足し、積滞数（加入待ち）は増加の一途をたどりました。また、海外企業の進出急増・貿易拡大などで国際電話需要も急増し、電話がかかりにくい状態が頻発していました。この協力（第2期）では、バンコクを中心に伝送路、加入者ケーブルの拡充を支援しました。これにより、電話需要急増への対応を図り、1988年に12.6パーセントだった首都圏の電話普及率は、1998年は54.2パーセントに改善されるなどの成果がありました。