南部沿岸無線整備事業

ベトナムでは、海運が果たす役割は大きく、海運の安全性および効率性の確保は重要です。また同国も加盟する国際海事機関（IMO）ではGMDSS（海上における遭難および安全に関する世界的な制度）の導入を義務づけていましたが、同国は GMDSS対応の設備を有していませんでした。日本は、ベトナム南部における沿岸無線通信局において、衛星通信技術、デジタル通信技術を利用した遭難・安全通信システムを導入し、GMDSSの整備を支援し、国内外の航路を航行する船舶の安全の確保および海難事故への迅速な対応に寄与しました。