準備会合開催

2014年11月12日

8月以降約2ヵ月間、エボラ感染防止対策の支援に重点を置き活動をしてきましたが10月20日の感染終息宣言を受け、プロジェクト活動の開始にいよいよこぎつけそうです。11月12日、活動開始に先立ち準備会合を開きました。会合には州保健省、州プライマリー・ヘルス・ケア庁、対象地域であるエティ・オサ地方行政区、開発パートナー、JICA専門家が集い今後の作業に関する技術的および運営面での話合を行いました。
具体的には、プロジェクトの全体像を関係者全員で確認した後、今後実施が予定されているニーズアセスメント(質的調査)手法についての合意形成を行い、質問票を作成、また、インパクト評価(量的調査)手法の説明を行いました。質問票の作成時には、前もって準備された案を基に活発で建設的な議論が展開され、より良いものに仕上がりました。
質的調査では、特にスラムの住民が母子保健サービスを利用しようとする際に感じる障壁を探り出すことを主な目的としています。調査結果は、プロジェクトが目指す「貧困層にも届く保健医療体制モデル」づくりの際、またインパクト評価のデザインの際にも有用な情報になります。調査は12月初旬に実施し、1月中旬には関係者と結果を共有する予定です。