5/27(月) AFRI-CONVERSE 2024 #2 "変革の "原動力 "としての若者:アフリカとともに行動しよう" を開催します

2024.05.13

日時:2024年5月27日(月曜日)
時間:19:00~20:30(日本時間)
形式:ハイブリッド開催(対面・オンラインいずれも事前登録(リンクは下段に記載)が必要です)
   -対面:上智大学四谷キャンパス 2号館17階
   -オンライン: Zoom 
参加費:無料
言語:日本語(英語・フランス語の同時通訳あり)
共催:独立行政法人国際協力機構(JICA)、上智大学、国連開発計画(UNDP)

概要

独立行政法人国際協力機構(JICA)、上智大学および国連開発計画(UNDP)は、アフリカ連合(AU)が制定したアフリカ・デー(5月25日)と上智大学のアフリカWeeks(5月13日~28日)の開催に伴い、アフリカの開発課題について有識者や現場レベルの担当者がパネル形式で登壇する対話型イベント「AFRI CONVERSE」を共同開催します。

通算18回目となる今回のAFRI CONVERSEは、日本とアフリカの双方において、次世代をけん引するリーダーである若者の力に焦点を当て、持続可能な未来に向けた変革者としての若者の役割の重要性について、実際に行動を起こした若者をパネリストに招き、その活動を紹介しつつ議論します。また、UNDPのアフナ・エザコンワUNDP総裁補兼アフリカ局長(ビデオメッセージ)と牧原秀樹・自民党国際協力調査会TICADプロジェクトチーム座長からご挨拶頂く予定です。イベントの中では日本の大学生による新しい試みである日本初の「模擬AU」が正式に開始されます。

予定プログラム(日本時間)

時間 プログラム 内容
19:00 - 19:02 開会 UNDP駐日代表事務所 近藤千華
19:02 - 19:05 開会挨拶(ビデオメッセージ) アフナ・エザコンワ UNDP総裁補兼アフリカ局長
19:05 – 19:10 模擬AUイニシアチブのローンチ 模擬AU実行委員会代表
19:10– 19:20 シーン・セッティング 日本の大学生2名によるアフリカでの「発見・学び」の共有
19:20 - 19:23 祝辞 牧原秀樹 衆議院議員 自由民主党国際協力調査会TICADプロジェクトチーム座長
19:23 - 20:27 パネルディスカッション:行動への呼びかけ ※モデレーター: 横山裕司 株式会社アクセルアフリカCEO (代表取締役)
1)休場優希 Africa Asia Youth Nest 設立メンバー
2)レイバン・キティンジ=キニュア 上智大学 アジア文化研究所 研究員
3)齊藤 花ジェニファーイフォナイア 東京大学学生
QA セッション(会場・オンライン参加者からのご質問)
20:25 - 20:30 閉会 上野修平 JICAアフリカ部次長(計画・TICAD推進担当)

参加登録

対面参加登録  (上智大学四谷キャンパス 2号館17階)
オンライン参加登録 (Zoom)

背景

世界の10-24歳の若年世代の人口は19億人となり、歴史上類を見ない規模になっています。そのうち90%近くは開発途上国に居住しており、多くの国の人口の大部分を占めています。この数字は今後も増加することが見込まれ、2015年から2030年の間には、約19億人の若者が15歳を迎えるとされています。
この状況下、若者は様々なツールを使ってつながりを強めています。例えば、地域コミュニティの強化、革新的な解決策の提案、政治的変革への気づきを通じ、社会に貢献しています。このように若者は、「社会変革の推進力」として、主体的な役割を担っていると言えます。私たちは、世界中の若者のリーダシップ、多様性、情熱、才能を歓迎するとともに、国連においては、SDGsを定めた2030アジェンダ【※1】の推進において、若者の役割・特徴が以下のように記されています。

1.批判的思考者:若者の役割の一つは、個人的な経験を通じて、世界について問いを投げかけることです。若者は既存の権力構造や変化に対する障壁を見つけ、疑問を問いかけることで、矛盾や偏見を解き明かす力を持っています。

2.変革の主導者:若者は自ら行動し、他者を巻き込む力があります。若者の活動は世界中で増加していますが、これは広範なネットワークやソーシャルメディアへのアクセスに起因しています。

3.イノベーター:若者は新しい視点をもたらすだけでなく、しばしば大人には理解し難い問題に対して知識や洞察力を持っています。若者は自分たちが直面する問題を最もよく理解しており、新しいアイデアや代替案を提供できます。

4.コミュニケーター:国際開発分野以外の人々は、世界中の指導者が2030アジェンダに合意した事実すら知らないかもしれません。若者は国や地域を超えて、このことを自分の仲間やコミュニティに伝えるパートナーになることができます。

5.リーダー:若者が自らの権利を認識し、リーダーシップスキルを獲得することで、自らの手でコミュニティや国の変革を促すことができます。

このように、若者は世界が必要とする解決策を生み出し、社会を巻き込むことで、「社会変革の推進力」となることができます。具体的には、気候アクションの推進、人種的正義の追求、ジェンダー平等の促進、あらゆる尊厳の要求のために、主体的な役割を担うことなどです。

このような背景を踏まえ、アフリカ開発会議(TICAD)30周年を迎える節目に、次世代のリーダーである若者の力と変革的役割の重要性が再認識されています。持続可能な未来に向けて、アフリカと日本の若者との共創はより一層重要となります。若者同士の交流が深まることで、相互理解・共創・友情を醸成し、両者の豊かな暮らしの実現に貢献することが期待されます。

アフリカに対するネガティブなイメージが依然として存在する一方、日本の若者はアフリカを訪れ、現地で学び、さらに共創する事例も生まれています。アフリカとのかかわりを通じ、日本の若者は多様性や相互理解を育み、持続可能な成長に関わる革新的なアイデアや草の根レベルの解決策に触れています。アフリカのコミュニティから、社会的結束とその強靭性を学ぶことで、共感や団結を醸成し、より国際的な視野を身に付けることができます。

  • ※ 1 2015年に国連総会で採択された開発アジェンダ。人間・地球及び繁栄のための行動計画として、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げる。

AFRI CONVERSEとは

JICAとUNDPは、TICAD(アフリカ開発会議)およびアフリカ開発をテーマとする対話型のイベント「AFRI CONVERSE(アフリコンバース)」を2020年から共催しています。「AFRI CONVERSE」では、過去のTICADで取り上げられた開発課題のフォローアップと、今後のTICAD開催に向けた議論醸成を目的にこれまでに計17回実施し、日本とアフリカからのべ約3,800人が参加しました。過去に取り上げたテーマには「アフリカにおけるイノベーションとスタートアップの展望」や「サヘル地域の平和と安定について」、「アフリカのデジタル促進」などがあります。18回目となる今回は、2025年のTICAD9の横浜開催を見据え、多くの日本の皆さんにご参加いただけるよう、日本語での開催(英語・フランス語の同時通訳あり)となります。

【本件に係る問い合わせ】
JICAアフリカ部 計画・TICAD推進課 渡守 麻衣(Tomori.Mai@jica.go.jp

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