ポストコロナにおけるアフリカ経済の強靭化と構造転換のための新政策アジェンダ
- 日時
- 2022年8月23 日(火)17:00-18:30(JST)
- 分野
- 経済構造転換
- 形式
- オンライン開催
- 共催
- ACET、アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)
背景
2000年代の最初の10年間に、アフリカは成長の加速を経験し、これまでにない繁栄の希望をもたらした。しかしそれは主に一次産品に対する世界的需要拡大によるものであり、国内経済との相乗効果は限られていた。2006~07年の世界金融危機と2014~15年の一次産品ブームの終焉によりその外需が弱まった時、アフリカの成長は崩壊し、アフリカ経済の古くて根深い構造的な弱点が再び表面化した。すなわちアフリカの経済成長には構造転換が伴っていなかったのである。COVID-19によりアフリカ経済が外的ショックに対して脆弱であることが改めて示されたことにより、アフリカが持続的経済成長を実現するために必要な経済構造転換を加速する必要性と緊急性はこれまでになく高まっている。
キー・クエスチョン
- COVID-19後の状況を踏まえた今日のグローバルおよび大陸の文脈において、アフリカの経済構造転換とはどのようなものであるべきか。
- 異なるレベルの経済構造、外的ショックへの耐性、人口動態特性を備えたアフリカ各国にとって、経済構造転換を実現するために必要な政策はどのように異なるか。
- アフリカを取り巻く人口動態変化、気候変動、資源枯渇、デジタル化、技術革新、格差等の問題は、アフリカ各国の経済構造転換に向けた政策にどのような制約と可能性を与えるか?
目的
- 現在の世界的、大陸的、地域的文脈の下で、アフリカがCOVID-19からの影響と将来のショックに対する強靭性を備えるために何が必要か議論する。
- 上記目的に向け、アフリカ政府、民間部門、市民社会、地域組織、および国際的パートナーを含むさまざまな関係者が何をすべきか、について議論する。
登壇者
- Ms. Cina Lawson
- トーゴ共和国デジタル経済・転換省
- Ms. Nardos Bekele-Thomas
- AUDA-NEPAD 長官
- Mr. Martin Bwalya
- AUDA-NEPAD ナレッジマネジメント・プログラム評価局長
- Dr. Roberto J Tibana
- アフリカ経済転換センター(ACET)リサーチ・ダイレクター
- Ms. Cynthia Samuel-Olonjuwon
- ILO事務局長補佐、アフリカ局長
- Prof. Joseph E. Stiglitz
- コロンビア大学教授 政策対話イニシアチブ(Initiative for Policy Dialogue:IPD)共同創設者兼代表
- 大野泉
- 政策研究大学院大学 教授、JICA緒方貞子平和開発研究所 シニア・リサーチ・アドバイザー
- 田中明彦
- JICA 理事長

※参加登録の締切は、8/22(月) 17:00(日本時間)となります。