ポストコロナ時代のアフリカと人間の安全保障
- 日時
- 2022年8月23 日(火)19:30-21:00(JST)
- 分野
- 人間の安全保障
- 形式
- オンライン開催
- 共催
- Afrobarometer、国連開発計画(UNDP)
背景
アフリカは、進行中のCOVID-19とウクライナ戦争に加えて、紛争、テロ、干ばつ、強制移動などの多くの生存に対する脅威に直面している。さらに、気候変動、デジタルデバイド、拡大する不平等、人権侵害などの世界的な危機は、持続可能な開発のための国連2030アジェンダの実現を妨げている。これらの課題は、正に人間の安全保障の概念が重視する生活、生計、尊厳という人間存在の核心に対する脅威である。この状況を受けて近年JICA、UNDP、AUにおいて人間の安全保障が新たな注目を集めていることをも踏まえ、アフリカにおける人間の安全保障の概念の意義と、アフリカのCOVID-19からの回復と強靭性強化戦略のために人間の安全保障をどのように活用することができるかを改めて議論することが急務となっている。
キー・クエスチョン
- COVID-19やその他の脅威は、アフリカの人間の安全保障にどのように影響したか。誰の安全が最も脅かされており、それはマクロレベルの理解とどのように異なるか。
- 人々はどのような保護のメカニズムとエンパワメントの機会を利用していかにして自分自身の安全を確保しているか。
- 現在および将来の課題をよりよく理解し、アフリカの復興戦略を組み立てるために人間の安全保障のアプローチを適用することの付加価値は何か。
目的
- アフリカの人々やコミュニティに対する複数の相互に関連する脅威を理解するために、人間の安全保障の視点を用いることの有効性を確認する。
- 危機に対する人間中心の解決策を提示するため、復興・危機管理戦略に安全保障の視点を統合するための可能性と課題について議論する。
登壇者
- Dr. Blessings Chinsinga
- マラウイ地方自治省 大臣
- Dr. Sheila Shawa
- アフリカ連合委員会保健・人道・社会濶部 パートナーシップ上級専門家
- Dr. Joseph Asunka
- アフロバロメーター 取締役社長
- Ms. Ahunna Eziakonwa
- 国際開発計画(UNDP)アフリカ局 総裁補兼アフリカ局長
- Dr. Raymond Gilpin
- 国際開発計画(UNDP)アフリカ局 チーフエコノミスト兼戦略分析調査長
- 峯陽一
- 同志社大学グローバルスタディーズ研究科 教授、JICA緒方貞子平和開発研究所 客員研究員
- 加藤隆一
- JICA 上級審議役
- 牧野耕司
- JICA緒方貞子平和開発研究所副所長

※参加登録の締切は、8/22(月) 17:00(日本時間)となります。