『森から世界を変える
ソーシャルビジネスアワード』
ビジネスアイデア紹介

A peace of paper

... 企画書より

【提案者】
山崎夕莉子さん


【想定した対象地域】
森林を持つ途上国全般

【解決を目指す課題と目標】
途上国からの紙、木材輸入量削減
身近な紙の消費の節約から始めるエコ活動の普及


【プレゼンテーションの概要】

身近な紙・木材資源の節約として、飲食店で大量に消費される紙コップやお箸に焦点を当てたビジネスアイデアです。近年資源の無駄使いを減らすという観点からマイボトルやマイ箸の必要性は徐々理解され、実際にマイボトルやマイ箸を持参する人も増えては来ていますが、まだまだ自分たちが訪れたお店が、手持ちのものを使用できる飲食店かどうかがわかりにくいのが実情です。そこで、各お店にマイボトルやマイ箸歓迎を意味するロゴステッカー(有料)を貼ってもらうことを提案します。

表示例:マイボトル・マイ箸を、お持ちいただいた方には○円値引
食べきれなかった分のお持ち帰り、承ります など

このアイデアでは、事業者は、ステッカーを販売し、購入した飲食店を取材、各お店が行っているエコ活動とともに、おすすめメニューや商品をSNSで取り上げPRします。飲食店では、お店の宣伝といったメリットを得られ、更には来店客の環境意識を高める効果も期待できると同時に、紙の消費量が減り、結果として途上国からの紙や木材の輸入量削減に貢献できる仕組みとなっています。また同時にステッカー販売で得られた収入を途上国の森林保全に活用できるメカニズムの構築を目指します。


講評

REDD+プラットフォーム事務局講評

環境保全に意識の高い方々が今直面している、「マイボトルやマイ箸を使えるお店なのかわからない」という部分に焦点を当てたことが非常に面白いアイデアです。飲食店とそれを利用するお客さんそれぞれにメリットを生み出すと同時に、途上国の森林保全への資金も生み出すことが出来る仕組みは、よく練られたアイデアだと思います。

具体的にどの程度の紙コップや割箸が日本で消費されているか、またどのような地域からそれらの原材料が輸入されているかといった情報があればより具体的な提案になると思います。