在職中から抱いていた
アフリカへの思い。
企業で培ってきた自分の経験を
役立てたい。
大学院を修了後、企業で研究開発や事業開発に携わり、子会社の社長を勤めた後、定年を迎えました。仕事で海外に行くこともありましたが、アフリカとは無縁。いつかアフリカで仕事をしてみたいと漠然と思っていました。
退職してのんびりとした生活を送っていたある日、電車の中でシニア海外協力隊の吊り広告を見つけ強く惹かれ、たまたまその日に説明会があったので、その足で参加。自分が日本企業で携わってきたカイゼン活動(※1)や5S活動(※2)の経験が、開発途上国のために役立つことを知り、迷いなく応募したのです。
(※1) 主に製造業の生産現場で行われている作業の見直し活動のこと。作業効率の向上や安全性の確保などに関し、現場の作業者が中心となって問題解決を図る手法。
(※2) 「整理(Seiri)」、「整頓(Seiton)」、「清掃(Seisou)」、「清潔(Seiketsu)」、「しつけ(Shitsuke)」の5つの頭文字を取った言葉。
5Sの実行を促進することで、仕事に対する意識やモチベーションを高めたり、仕事の効率をアップしたり、コストを削減したりなど、さまざまな効果が期待される。