福留功男さんからのメッセージ

 青年海外協力隊の皆さんに初めて会ったのは、1975年だったと思います。その後、私は100カ国近くの国々を回りましたが、世界中の色々なところで活躍している青年海外協力隊の皆さんに会って、いつも心を打たれました。若い頃には、「こういう生き方もあるんだな」ということを教えていただきましたし、最近では、「日本にはこういう顔つきの若者はもういなくなったな」ということを強く感じるようになりました。青年海外協力隊の皆さんには、自分自身で生きていく生活力があります。そして、自分で問題を解決していく能力も持っています。また、自分の物差しではなく現地の皆さんの物差しを一生懸命学ぼうとし、2年の間にその物差しを身につけていきます。相手の話に耳を傾けるという心の余裕もありますし、相手の立場でものを考えることができる人たちですよね。

福留 功男さん

 海外で活躍してきた皆さん方には、今こそ、途上国で身につけたノウハウを日本の皆さんのために役に立てていただきたいと心から思っております。

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