株式会社メイホーエンジニアリング海外展開の大きな力になる
協力隊経験者を求め続けていきます!

  • グローバル人材の育成・確保
  • 開発途上国へのビジネス展開

当社は、建築、土木、環境、情報システムを中核とする総合エンジニアリング企業です。おかげさまで2011年には創立30周年を迎えることができました。創業時は3人からのスタートでしたが、規模および事業内容を徐々に拡大し、現在では岐阜県大垣市の本社を含め、国内に12支店、そしてカンボジアのプノンペンにも支店を有しております。

 JICAさんとの関係は、弊社がプノンペン支店を2011年に開設する際に、「現地の生きた情報を手にしたい」と考えたことに始まります。カンボジアへ派遣されていた協力隊経験者3人を含むボランティア帰国報告会がJICA中部さんで開催されると知り、弊社の執行役員が同会に出席させていただきました。そこにいらっしゃった協力隊経験者の皆さんは、とても良い笑顔をされており、情熱をもって任国のために尽力してきた素晴らしい人材だとの報告を受けました。そしてその中の一人、幼児教育の職種でカンボジアへ派遣されていた田中真実子さんに『メイホーサロン』の講師をお願いしました。『メイホーサロン』は、人材教育およびリーダー育成を目的として2012年1月より始めた座談会です。その記念すべき第1回に、『ガイドブックにはないカンボジア』と題して田中さんにお話いただきました。我々の業種とは異なる活動分野でしたが、田中さんのお話に、弊社の社員は熱心に聞き入っていました。プノンペン支店の仲間が暮らす『カンボジアの現状』を知ることに加え、自らの意思で不便かつ不衛生な開発途上国に飛び込み、「相手のためになることで、自分ができることをやる。そして相手から自分自身も学ぶ」という田中さんの姿勢に、社員一人ひとりが感銘を受け、それぞれに気づきや学びがあったようです。

 私は、JICAさんの「民間企業理解促進調査団」の団員として、2012年3月にエチオピアを訪れ、現地における協力隊員の活動現場を視察させていただきました。その際、協力隊員の活動を支えるJICAさんの組織力の素晴らしさに、私は大変感心いたしました。堅固なバックアップ体制のもとで活動される協力隊の皆さんに共通することは、「物事が思うように進まず、挫折感を味わった経験があること」、「それでも、折れない心とたゆまぬ努力、そして柔軟性を持って、目標に挑み、何かを成し遂げたこと」などです。こうした姿は、企業の姿に相通ずるものがあると思うのです。弊社は、経営理念に「良知に基づき 常に現状を革新することで 永続的発展的なしあわせ社会を創造する 永続的発展的な企業を創り 全従業員のしあわせを追求する」と掲げています。企業ですから、業績を上げ、企業として成長することは重要なことです。しかし、そのためには、「関わる相手をも幸せにしていこう」という利他実践のスピリットが必要不可欠になります。こうした側面からみても、成長する企業と協力隊には、共通のスピリットが流れているように感じます。

 これらを踏まえ、私が強く思うことは、協力隊を通じての経験は、企業でも生かせる力であるということです。弊社の人事課からも、「協力隊経験者には、物事をやり遂げる力とバイタリティーがある」、「協力隊経験者は、視野の広さと感性の鋭さを備え、業務調整能力に長けている」との声があがっています。これからの日本企業は、国内市場のみをターゲットにしていては生き残れません。開発途上国を含めた海外市場への進出を考える企業にとって、現地の言葉を話し、現地で人脈を築き、現地の人のために自発的に何かを成し遂げてきた協力隊経験者は、とても魅力的な人材です。そうしたことから、この2012年春、弊社では協力隊経験者を1人採用させていただきました。今後、弊社は東南アジアをはじめとして、海外のインフラ整備に関連するコンサルティング、IT、農業、教育、貿易等の様々なビジネス展開を考えています。我々と一緒に、「高い山に登り、仲間のために働く」ことのできる協力隊経験者を求め続けていきます。

代表取締役 社長
尾松 豪紀さん

経営理念をバックに 左から
執行役員 経営本部長 倉橋 政人さん
人事課長 小島 章裕さん
代表取締役 社長 尾松 豪紀さん
人材開発課長 畑 信隆さん

PROFILE

株式会社メイホーエンジニアリング
設立:1981年7月25日
所在地:〒503-0015 岐阜県大垣市林町2丁目61番地2
事業内容:建設・補償コンサルタント/建築・土木/ITソリューション/情報通信
従業員数:173名(内、カンボジア人26名、2012年5月10日現在)
協力隊経験者数:1名(2012年5月10日現在)

HP:http://www.meihoeng.co.jp/
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