イーアスつくばJICAボランティアを支援することは地域共生に取り組む商業施設の大切な役割のひとつ

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『イーアスつくば』は、2008年、大和ハウス工業株式会社が所有・運営をする大型商業施設として、茨城県つくば市にオープンしました。親子3世代が楽しめる、「家族思いのショッピングセンター」をコンセプトに、200店舗以上のショップ、文化施設やレストランなどが一堂に集まり、多くのお客様にご利用いただいています。

 ご来館くださるお客様の多くは、ショッピング・ニーズだけではなく、「楽しいイベントが行われている」、「地域の情報発信に触れることができる」といった付加価値にも、期待を寄せてくださっています。そこで、イーアスつくばでは、地域及び社会貢献活動の一環として、地域の方々が企画するイベントや情報発信に対して、場所提供や支援・協力を積極的に行っています。

 JICA様とは2010年の秋以降、様々な形で関わりを持たせていただくようになりました。例えば、「『イーアスつくば』は、JICAボランティアを応援しています。」のメッセージを付した青年海外協力隊の募集ポスターの施設内掲示、協力隊の募集説明会会場としてイーアスホールのご利用や、「JICAボランティア写真展」のオープンスペース開催などです。イベント内容は、新聞折込チラシやホームページにて告知し、できるだけ多くの地域の皆さまに協力隊のことを知っていただくよう工夫しています。ちなみに、JICAボランティア写真展は、性別や年齢に関係なく、お客様が熱心に観覧され好評ですので、今後も継続的にオープンスペースを提供させていただく予定です。

 私自身を振り返りますと、JICAボランティアではなかったのですが、東南アジアやアメリカでの海外業務を経験した時に、現地の人と互いにアイデアを出し合い、共に目標に向かっていくことに、大きなやりがいを感じました。そして、現地では、自分自身と向き合う時間が増え、多様な人々や異文化に接し、自分の価値観について意識する機会になりました。

 現在は、通常業務の傍ら、キャリア・アドバイザーとして従業員の相談にのっていますが、同じ仕事に就いていても、何にやりがいを感じるかは、人によって違いがあります。一人ひとりが持っている真のやりがいは無償の報酬と位置づけられ、仕事に向かうドライブ(活力や積極性)になります。それは、協力隊への参加についても言えることで、チームで何かを成し遂げた時に最も喜びを感じる人もいるでしょうし、新しいことへのチャレンジする時にモチベーションが上がる人もいると思います。自分の真のやりがいが何か、改めて確認できる良い機会になるのではないでしょうか。また、スキルアップの面でも、遭遇するピンチやネガティブ体験を克服する時が、自身の発揮能力を更に伸ばすチャンスになります。こういった観点から、開発途上国でボランティアに取り組まれることで、自分自身のやりがいを再確認し、スキルアップとして発揮能力をストレッチすることができれば、帰国後の仕事人生に、大きなプラス影響をもたらすことができるのではないでしょうか。

 つくば市には、JICA筑波という拠点もあることから、協力隊経験者の方々が交流会を開かれたり、秋の収穫祭で、派遣国から輸入したコーヒーを振る舞いながら現地の状況をお話しくださったりと、協力隊の皆さまの活動は、地域の身近なところで根付いています。イーアスつくばも、地域と共に共創共生する施設として、これからも青年海外協力隊事業の活動支援の一翼を、担っていきたい所存です。

販促・地域リレーション担当マネージャー/キャリア・アドバイザー
高久 真理さん

イーアスつくば施設内に掲出された募集告知ポスター

JICAボランティア関連のイベントを紹介する折込チラシ

PROFILE

イーアスつくば(大和ハウス工業株式会社)
設立:2008年
所在地:〒305-0817 茨城県つくば市研究学園C50街区1
事業内容:大型商業施設
従業員数:2,800名(2012年4月現在)

HP:http://tsukuba.iias.jp/
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