八千代エンジニヤリング株式会社仕事に対する積極的な姿勢
を証明できる「資格」の重要性

  • グローバル人材の育成・確保
  • 開発途上国へのビジネス展開

当社は、快適で豊かな社会づくりを目指して約50年前に設立された総合建設コンサルタント会社です。道路、鉄道、橋梁、ダム、河川、砂防、港湾、電力、通信・放送、上下水道、地下水開発、都市計画、廃棄物、環境対策など、生活に欠かせない社会インフラすべてに対応するコンサルタント業務を行っています。

 国際事業本部の創設は約20年前。それまでもODAを含め海外のプロジェクトを行っていましたが、専門の部署を作ってからは本格的に海外事業を展開しています。現在、約870人の社員のうち約140人が国際事業本部に所属し、うち15人が協力隊経験者。約半数が土木系で、電気、上下水道、建築などの技術職のほか、営業部門でも採用しています。

 国際事業本部の仕事場は途上国なので、治安や衛生状態はよくありません。しかも現地での開発プロジェクトは順調に進まないことがほとんど。他援助国との熾烈な国際競争も目の当たりにするでしょう。そんな一筋縄ではいかない業務ですが、協力隊経験者には肝が据わっていて打たれ強い人が多く、どんな状況でもめげません。そんな心の強さが魅力です。

 私たちが求めている人材は、まず若いこと。30代前半くらいまでが望ましいですね。それは、現場で活躍できるまでには時間がかかるため、吸収力があって柔軟な若い力がほしいと考えているからです。それから、協調性があること。自分らしさと寛容性・包容力を合わせ持ち、周囲と協調していくことができる能力は必須です。

 もうひとつ重要な要素として挙げられるのは資格。自分で挑戦する機会を作り、それを証明する資格を得るということは、仕事に対する積極的な姿勢をうかがわせます。業務に関する資格はもちろんですが、自分の行った国の言語の語学検定などでもかまいません。第三者にアピールできる何らかの資格を持っていてほしいですね。

 最近のODA関連業務は、コミュニティー開発や事業運営、施設の運転維持管理など、ソフト分野での仕事が多くなってきています。そんななか、「和の精神」を持っている日本のコンサルタントは、現地での評価がとても高い。それは、一方的に援助を押し付けるのではなく、現地の人と同じ視点でものを考えることができるからでしょう。協力隊で同じような活動経験のある方たちには、ぜひ当社の一員となり、開発コンサルタントとして途上国にかかわり続けてほしいと思います。

取締役 国際事業本部 副本部長
小宮 雅嗣さん

PROFILE

八千代エンジニヤリング株式会社
設立:1963年1月
本店:東京都新宿区西落合2-18-12
従業員数:約870名(2011年9月30日現在)
協力隊経験者:15名(2011年9月30日現在)
事業内容:建設事業に関する計画、調査、測量、設計、評価、施工、工事監理および技術協力など

HP:http://www.yachiyo-eng.co.jp/
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