ラオス外務省から提供されたラオスパイロットプログラム(以下、LPP)プロジェクト事務所。LPPは、Clean、Green、Beautifulをコンセプトとし、当事務所を拠点に、アセアン事務局と連携して、ラオスの開発を支援する三者協力メカニズムを構築するものであり、環境、観光、農業の3つのコンポーネントで協力を展開している。
MPI(計画投資省)、外務省、ASEAN事務局、各コンポーネントカウンターパート機関(国家観光庁、農林水産省、水資源・環境庁、公共事業・交通省)、JICAから関係者が一同に集まり、第1回ステアリングコミッティが開催された。
首都ビエンチャン既存処分場では、劣悪な環境の中でウエストピッカー(ごみ収集者)が有価物を回収している。
ルアンプラバン既存処分場では、バキュームカーからし尿が未処理で放流されている。
サヤブリ市街地では側溝が整備されていないため、生活雑排水が土側溝に滞留している。
観光年アクションプラン策定のためのワークショップで、カテゴリー別に優先順位をつけた活動計画を策定しているところ。ワークショップの結果、広報、ICT(情報通信技術)マーケティング、プロモーションツール制作、イベント等のカテゴリー別のアクションプランが策定された。
首都ビエンチャンにおいて、官民協働による観光案内サービスを開始した。参加団体へは、標識、観光案内ファイル、マップ等を供給した。2011年10月1日現在、ビエンチャン市内のホテルや旅行代理店等の12ヶ所で観光案内が提供されている。
パイロット県であるチャンパサック県でのフィールドサーベイの様子。ここは両岸がラオス領であることから、メコン川の島、両岸の村々を結びつつ面的な地域観光開発が可能である。果物や織物等、特徴ある産品を生かし、地域へ裨益する観光開発を推進する。
ビエンチャンのタート・ルアン前の駐車場で、有機農産物市場が開設されている。
GAP(Good Agricultural Practice)の実施体制は、中央では農業局が政策、ガイドライン作成、監査等を行い、農業局傘下のCADC(Clean Agriculture Development Center)が実施主体となり、具体的な基準やガイドライン作成、検査、技術指導などを行う。CADC内の圃場にて野菜の成長記録を取っているところ。