沿岸災害対応のための礫養浜パイロットプロジェクト

Project on Pilot Gravel Beach Nourishment against Coastal Disaster on Fongafale Island, Tuvalu

終了案件

国名
ツバル
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2012年2月~2018年1月

プロジェクト紹介

ツバルは、国土のほとんどが標高1〜3メートルの環礁からなる島しょ国です。近年、気候変動による海面上昇に伴う海岸浸食が進行し、さらにや人口増加に伴う環境負荷の増大、居住地区の拡大等の影響で海岸災害リスクが高まっています。特に首都があるフォンガファレ島には、全人口の約半分にあたる約6,000人が居住しており、高潮浸水被害による生活への影響が懸念されていました。この協力では、フォンガファレ島中心部のかつてのコンクリートブロックによる護岸が崩壊し、浸水が深刻な地域において、ツバルの自然海岸の形成過程や形状を参考に、同国で調達可能なサンゴ礫、サンゴ砂を用いた養浜工法による海岸保全対策を試験的に施工し、同工法の効果モニタリングや維持管理手法の検討を実施しました。その結果、海岸防護機能の回復に対する同工法の有効性が確認されました。また、自然の景観が復元され、人々の憩いや遊びの場としても利用されています。

協力地域地図

沿岸災害対応のための礫養浜パイロットプロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 施工前の砂浜の様子 

  • 施工の様子 

  • 施工後の砂浜の様子 

  • 施工後の砂浜の様子 

  • 設置されたサインボード 

  • 供与式の様子 

  • 学校での啓発活動の様子 

  • 住民による砂浜清掃の様子 

  • 砂浜で実施した運動イベントの様子 

  • プロジェクト調整委員会の様子 

関連情報