一村一品運動を通じた地域産業振興プロジェクト

Project for Development of Local Industry through OVOP movement

終了案件

国名
モザンビーク
事業
技術協力
課題
民間セクター開発
協力期間
2013年1月~2017年1月

プロジェクト紹介

モザンビークでは、地元の市場に根差す中小零細企業が大多数を占めていますが、これらの中小企業の国内・外における競争力の強化に向けて、経営マネージメント能力の強化や生産性向上などが課題となっています。そのため、商工省およびその下部組織である中小企業振興機構(IPEME)は、地方の中小企業振興策として、一村一品事業の導入に取り組んでいます。この協力では、対象州において、同国に適合した一村一品事業の枠組みの構築や実施体制の整備などを支援し、中小零細企業および生産者グループの競争力強化を図りました。

協力地域地図

一村一品運動を通じた地域産業振興プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • キックオフミーティングの様子。カウンターパートである中小企業振興機構(以下、IPEME)内の会議室にて。 

  • イニャンバネ州にてオーガニックジャムを製造する中小企業(First Natural Choice)での訪問調査。同社経営者(写真右)とJICA専門家(写真左)。有機農法により育てられた果物を周辺農家約500家族より調達し、ピューレ、ジュース、ジャムなどに加工し、共同出資者であるデンマーク企業に輸出している。 

  • マプト州リキュール生産者ACASIA社の商品。Namaacha地方の代表的なフルーツであるイチゴやJabuticaba、Macanicaなどを使った自家製リキュールである。独特の形のボトルが印象的で主に贈答用として使われている。 

  • マプト州Pala Wassokothi社の商品であるユーカリエッセンシャルオイル。原材料のユーカリの葉は現地にて調達し、抽出したオイルはマプト市内の薬局などで販売されている。国内唯一の生産者。 

  • イニャンバネ州ピリピリ(チリソース)生産者Dona Rachidaの路上販売所。地元原産の赤唐辛子に加えマンゴやレモンなどを漬けており地元では愛好者が多い。主に国道沿いに簡易な棚を設置し販売している。 

  • カプラナ(モザンビーク女性用の布地)を原料とした服や家具などのデザイナー製品の製作現場。HIV感染者も積極的に雇用。ガザ州の女性団体VAVASATIにて。パートナー企業Mesclaがブランド化して国内外に販売している他、オリジナルブランドとしても国内で販売を開始している。 

  • マプト州Gutsamba社でのベースライン調査。手前には同社の商品である地元のフルーツ(Tamarindo、Malambe、Massala、Mapfilwa、Jambalauなど)を使ったリキュールが並ぶ。ラベルと瓶は南アフリカから輸入し、生産は家内工業的である。果実の沈殿物や浮遊物が若干見られ、手作り感溢れた商品イメージを創り出している。透過性の高い商品開発の為に濾過装置の導入も検討している。 

  • 2013年7月に開催されたInternational Packaging and Print Trade Fair(以下、FIEI)に先立ち、プロジェクト対象企業グループに事前セミナーを行った。講師はJICA専門家ペタン氏(写真左)。 

  • FIEIで挨拶するIPEMEの Mr.Claire Zimba(General Director)。 

  • FIEIに出店したピリピリ(チリソース)生産者Dona MinervaのブースにてIPEME担当者とJICA専門家(写真左から3人目)。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。