イグアス湖流域総合管理体制強化プロジェクト

Project for Strengthening Integrated Management of Yguazu Lake Watershed

実施中案件

国名
パラグアイ
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2013年8月~2017年7月

プロジェクト紹介

パラグアイでは、買電により国内電力の需要を賄っており、慢性的に電力供給体制に不安を抱えています。イグアス湖流域では既存の水力発電所に加えて、新たな水力発電所の建設計画が進められていますが、農業開拓により湖に土砂堆積が発生し、将来的には発電量が低下することが予想されています。これらの水力発電所の能力を最大限に活用するためには、治山活動のみならず、周辺の農家や関連機関の協力を得ながら流域を管理していく流域管理の実施が急務となっています。この協力では、イグアス湖流域管理体制の強化を支援し、適切な土地利用を図ります。

協力地域地図

イグアス湖流域総合管理体制強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 湖岸にある水没前の木の幹の残骸。幹の下の根の周りには土があったが浸食で湖に流入している。 

  • 1970年代の水没前の樹木の幹が今も残る。ここに堆砂が起こっている。 

  • PRA(参加型農村開発手法)実施風景。 

  • 参加者は自宅の現状と将来のありたい図を作図。 

  • 湖の北側と南側を繋ぐ渡し船。車両やバナナなどの農産物を運んでいる。南側には国道主要幹線7号線が走っている。湖北側は未整備な道路が続き、渡しは物流の重要な役割を担っている。 

  • 湖岸では日系移住地が在来種による植林を開始した。 

  • 湖岸に植林するための苗木を育てる苗畑。 

  • 在来種と外来種(ユーカリ)の混植試験地。 

  • 成長の早いユーカリを伐採し、木酢液を作るための釜。採取した木酢液は農薬の代わりに用いられる。 

  • プロジェクトで設置した水位を計測する装置。湖にたまる土壌の量を計測するために用いる。 

プロジェクトニュース

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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