気候変動対策のためのPNG森林資源情報管理システムの活用に関する能力向上プロジェクト

Capacity Development Project for Operationalization of PNG Forest Resource Information Management System for Addressing Climate Change

実施中案件

国名
パプアニューギニア
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2014年8月~2019年8月

プロジェクト紹介

パプアニューギニアは世界有数の熱帯雨林を有する国であり、その熱帯雨林は生物多様性の観点から重要であると同時に、木材輸出などにより国民経済における重要な役割を果たしています。これまでの日本の無償資金協力や技術協力により、全国レベルの森林被覆図の整備、国家森林資源情報管理システムが構築され、これまで未更新であった森林被覆情報などについて最新の現況を把握することが可能となりました。この協力では、そのシステムを運用する森林公社の能力の強化にかかる支援を実施します。これにより、同国の森林が持続的に保全・管理され、気候変動に対する緩和策・適応策の促進に寄与します。

協力地域地図

気候変動対策のためのPNG森林資源情報管理システムの活用に関する能力向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 第1回合同調整委員会の様子。(2014年9月) 

  • ウェストニューブリテン州において飛行機から撮影したオイルパーム農園の広がる風景。継続的に収穫を行えるようにするため、植栽年度の異なるオイルパームがモザイク状に配置されている。この地域でも平地では森林からオイルパームへの開発が進んでいる。 

  • 伐採コンセッション現場。民間企業が実施する伐採コンセッションの管理を行うことがカウンターパート機関の主要な業務となっており、この協力では、衛星写真などの空間情報を活用し、カウンターパート機関の業務支援を行うことが求められている。 

  • 提供できる空間情報を専門家からカウンターパートへ説明している様子。伐採コンセッション管理を行うに当たり、どのように空間情報を活用していくかについて、関係部署の職員が集まり議論を行った。 

  • カウンターパート機関の地方事務所において、伐採コンセッションの情報をパソコン(地理空間情報システム、GIS)上に表示させているカウンターパート。パソコンは2011年に無償資金協力により、国内に5つある地方事務所に供与されたもの。 

  • 伐採後約20年が経過した伐採跡地において、カウンターパートとの現地検討時の一コマ。(2015年2月)この協力では、伐採後の樹木の再成長量の推定も目標成果の一つとなっている。 

  • ウェストニューブリテン州におけるプロジェクトメンバー集合写真。 

  • ウェストニューブリテン州におけるプロジェクト車両供与セレモニーでの一コマ(2015年2月)。 

  • ミルンベイ州における供与車両。供与時にカウンターパート機関の地方事務所前にて。(2015年2月)日本の国土の約1.2倍の面積があるパプアニューギニアにおいては、広大なエリアを管理するため、耐久性のある堅牢な車両が求められる。 

  • この協力の取組を国際的に幅広く紹介するため、2014年12月、国連気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)のサイドイベント(独立行政法人森林総合研究所など共催)にて、カウンターパートがプレゼンテーションを実施した。 

プロジェクトニュース

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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