津波グループ・技術協議とワークショップ実施

7月5日から6日まで、ボゴタ市にある国立コロンビア大学図書館にて、津波グループの研究活動の進捗と計画、ワークショップに関する技術協議を実施しました。日本からは東北大学災害科学国際研究所の越村教授、Erick MAS助教が参加、コロンビア側は、国立コロンビア大学、コロンビア地質調査所(SGC)、コロンビア海洋機構(DIMAR)、コロンビア危機管理庁(UNGRD)が参加しました。

初日は各機関より、研究活動の進捗報告を行なうとともに、今後の活動計画について協議を行ないました。正確な被害予測のためには、地震グループや強震動グループとの連携が不可欠であるとの意見があり、11月に予定される次回の会議に他のグループを招待し、組織間・グループ間の情報共有等について協議を行なうこととなりました。また、2018年度中に国立コロンビア大学、DIMARの研究者を東北大学へ派遣し、津波による建物の被害予測、浸水予測に関する研修を行なうことが確認されました。

2日目は、株式会社ハイドロ総合技術研究所のYE Juan氏を講師に津波シミュレーションの3次元可視化システムに関するワークショップを行ないました。同日は各機関より研究者10名程が参加し、サンプルデータを用いてシステム運用の演習を行ないました。同技術がハザードマップ作成や避難計画の策定に活用されることが期待されます。

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日本側グループメンバー

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DIMARによる活動報告

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コロンビア大学グループメンバー

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技術協議の様子

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コロンビア大学の学生へ指導するYE Juan氏

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DIMARの研究者とErick MAS助教

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次元可視化システムの演習

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津波グループメンバー