水産関連機材整備計画

The Project for Improvement of Fishery Equipment and Machinery in Antigua and Barbuda

終了案件

国名
アンティグア・バーブーダ
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
水産
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2015年7月~
供与額
5.84億円

プロジェクト紹介

アンティグア・バーブーダでは、観光産業がGDPの約6割を占めており、産業の多様化が課題となっているなか、水産業の開発を目指す同国に対し、日本は過去の無償資金協力により水産施設・機材の整備、専門家派遣などによる技術協力を通じて、水産業の振興に寄与してきました。この協力では、経年劣化などによりその機能が低下している水産関連機材(製氷機、冷蔵庫、給水設備機材など)の更新と、新たなニーズが確認された機材(人工浮漁礁、浮漁礁設置・モニタリング用小型作業船、漁場監視システムなど)の導入を支援しました。これにより、水揚げ量の増加および水産物流通の円滑化を図り、同国における水産業の発展に寄与しました。

協力地域地図

水産関連機材整備計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 水産コンプレックス内の係船岸壁。導入予定の多目的船は当地に係留される予定である。(ポイントワーフ)(協力実施前撮影、以下2~4まで同様) 

  • 既存貯水槽の容量が小さく1時間で水がなくなるため、大型の貯水槽に入れ替える計画である。(ポイントワーフ) 

  • 水産コンプレックス内の既存フレーク製氷機(1日6トン2基)は故障しており、漁船への氷の供給が出来ないため、氷需要に基づいて、9トン(1日4.5トン2基)に更新する計画である。(マーケットワーフ) 

  • 水産コンプレックス内の魚直売所(FISH SHOP)では富裕層向けの生鮮魚、冷凍魚が販売されている。保冷車の導入によりここでの販売に加えて、宅配サービスが開始される計画である。(マーケットワーフ) 

  • この協力で整備された製氷機:空冷コンデンサー(マーケットワーフ) 

  • この協力で整備された保冷車(マーケットワーフ) 

  • この協力で整備された貯水槽(ポイントワーフ) 

  • この協力で整備された監視レーダーシステム(水産局内コントロールルーム)(ポイントワーフ) 

  • この協力で整備された中層浮魚礁(アーリング沖) 

  • この協力で整備された中層浮魚礁(アンカー投入直後)(アーリング沖) 

関連情報

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