調査分析能力の強化を通じた地方行政研修の質向上プロジェクト

Project for Improving Local Governance Training through Capacity Enhancement on Research and Analysis

実施中案件

国名
ネパール
事業
技術協力
課題
ガバナンス
協力期間
2016年1月~2020年1月

プロジェクト紹介

ネパールでは、1999年に地方自治法が制定され、地方自治の枠組みが構築されたものの1997年以降、地方選挙が実施されず、開発事業や行政サービス提供は非効率なものとなっています。この協力では、1993年に設置された地方自治体の研修を担う地方開発研修学院(LDTA)カトマンズ本部ならびに地方開発研修センターにおいて、アクション・リサーチと結果分析に根付いた質の高い研修を、地方行政体の人材に提供するための包括的な研修提供メカニズムが構築されるよう支援します。これにより、地方行政体の人材の能力が、LDTAが監修する能力開発研修プログラムへの参加を通じて、向上することが期待されます。

協力地域地図

調査分析能力の強化を通じた地方行政研修の質向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 首都カトマンズにある地方開発研修学院(Local Development Training Academy:以下、LDTA)。プロジェクトのメイン・カウンターパート機関であり、このプロジェクトの事務所もこの建物の中にある。 

  • ポカラにある都市開発研修センター(Urban Development Training Centre:UDTC)。8つあるLDTAの地方センターの一つで、本プロジェクトのパイロットセンター。湖畔にたたずむポカラは、カトマンズから西へ約200キロメートルの場所にあり、ネパールでも有数の観光地としても有名。 

  • ジャパ郡にある農村開発研修センター(Rural Development Training Centre:RDTC)。8つあるLDTAの地方センターの一つで、このプロジェクトのパイロットセンター。ジャパ郡は、ネパール南東部のインド国境付近に位置し、センターの周辺は、のどかな田園風景が広がる農村地帯。 

  • スルケット郡にある女性開発研修センター(Rural Development Training Centre:以下、RDTC)。8つあるLDTAの地方センターの一つで、このプロジェクトのパイロットセンター。ネパール西部に位置する。設立当初は、ジェンダー問題を活動目的としていたが、現在は、ジェンダーのみならず幅広い研修を実施している。 

  • スルケット郡は、カトマンズからの直行便がなく、空路でネパールガンジまで行き、そこから陸路で3時間ほどかかる。写真は、ネパールガンジからスルケット郡の道中に広がる農村地帯。 

  • 2016年1月にジャパRDTCを初めて訪れた時の様子。このプロジェクトの概要に関する説明を行った。 

  • ジャパRDTC訪問時に受けた歓迎。南国などでは、花輪を首にかけられることがあるが、ネパールでは、来訪者に対し、歓迎と感謝の意味を込めて、カダ(Khada)と呼ばれる薄手の絹スカーフが首に掛けられる。 

  • ポカラで行われたアクション・リサーチワークショップにおいて、市役所で実施した調査をもとにアクション・プラン(今後の実施計画)を作成している様子。 

  • アクション・リサーチワークショップの一環として行った地域学習センター(Community Awareness Centre:以下、CAC)でのグループ・インタビュー時の様子。CACは、各地域の最貧困地区に設置され、貧困削減に向けた様々な取組みが実施されている。 

  • アクション・リサーチワークショップの一環として行った市役所での聞き取り調査時の様子。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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