カンポット上水道拡張計画

内戦後日本を含む外国からの支援により、カンボジアでは国全体としては安全な飲料水へのアクセス率は向上しているものの、プノンペン都以外ではその割合は低く、まだまだ課題があります。カンポット州の州都カンポット市もそのひとつで、内戦後、外国から支援を受け、既存浄水場の改修・建て替えが実施されましたが、依然として供給力は不十分で、配水管網の整備不足や老朽化、また海沿いに位置しているため、地下水が飲料用に適さないこともあり、給水サービスと共に上水道施設の拡張が課題となってました。この協力では、同市における取水施設・浄水施設の建設、導水管と送・配水管の布設および水質試験器具などの機材整備を支援しました。これにより、同市の安全な水へのアクセス率の向上と、安定した給水サービスの提供を図りました。