包摂的な教育の推進のための中等学校建設計画
The Project for Construction of Secondary Schools Aimed at Promoting Inclusive Education
終了案件

- 国名
- エスワティニ
- 事業
- 無償資金協力(贈与契約(G/A))
- 課題
- 教育
- 贈与契約(G/A)締結(供与期限)
- 2017年6月~
- 供与額
- 17.23億円
プロジェクト紹介
エスワティニ(旧スワジランド)政府は「性別、生活習慣、健康、障害の有無、学習能力、経済力等の条件によらず全ての子どもの就学ニーズに応じる」ことをインクルーシブ教育と定義し、全教育段階において、物理的に可能な限り全ての子どもが普通校で学ぶことを目指しています。モデル小学校は9校あるものの、中等学校は1校のみで、厳しい財政状況により整備が遅れています。この協力では、インクルーシブな教育推進のための中等学校を4校建設し(段差の解消やスロープの設置。障害に配慮したトイレの整備等、校内のバリアフリー化。)、機材を整備しました。これにより、障害をもつ子どもにも配慮した学習環境の向上を図り、全ての子どもが普通校で学べる環境整備及び人材育成と社会的弱者の基礎生活の向上に寄与しました。
※「エスワティニ」の国名呼称は、平成30年7月1日以降「スワジランド」から「エスワティニ」へ変更しています。
【事業の目的】
本事業は、スワジランドにおいて中等学校建設及び機材整備を行うことにより、障害をもつ子どもに配慮した学習環境の整備を図り、もって障害をもつ子どもの中等教育への公平なアクセスとともに、スワジランド政府の包摂的な教育推進政策の実現に寄与するもの。
【事業内容】
1)土木工事・調達機器の内容
【施設】障害を持つ子どもに配慮した中等学校4校の新設(計約 8,810 ㎡)。1校あたりのコンポーネントの内訳は以下のとおり。
教室棟(1校あたり5教室)、理科実験・ICT 実習棟、リソースルーム、家政科実習棟、農業実習棟、管理棟、給食厨房、便所棟、教員住居(2軒長屋住居棟)
【機材】新設される中等学校に対する機材整備。1校あたりに整備される主な機材は以下のとおり。
教室家具、理科実験機器、農業機材、ICT 機材、家政科機材、包摂的な教育関連機材、スクールバス。
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、施工・調達監理。ソフトコンポーネントは無し。