漁民と行政の共同による沿岸水産資源の保全管理強化プロジェクト

The Project for Strengthening Sustainable Use and Management of Coastal Fisheries Resource in the CARICOM Countries

実施中案件

国名
中南米地域
事業
技術協力
課題
水産
協力期間
2020年10月~2024年9月

対象国:セントルシア、セントビンセント、セントクリストファー・ネービス、アンティグア・バーブーダ、ドミニカ、グレナダ

プロジェクト紹介

東カリブ小島嶼国では伝統的に漁業が盛んであり、現在でも観光業と農業に次ぐ就業率を占めています。しかし現在、これら島嶼国の沿岸(サンゴ礁)では、過剰な漁獲・採取等による水産資源の減少が原因となり、生態系の劣化という問題に直面しています。そのため、水産資源調査、海洋保護区の管理、漁業の規制、違反取締、資源増殖活動等の資源保全管理対策が求められていますが、人的及び資金的リソースの不足により、その実施が困難な状況です。本協力は、東カリブ小島嶼国6ヵ国及びカリブ地域において、我が国の、人と自然が共生しながら豊かで多様な生態系と自然環境を保全していく「里海」概念を活用し、行政能力や漁民組織を強化・育成することにより、沿岸生態系の保全に係る沿岸水産資源のコマネジメント(漁民が行政の役割を代替・補完する「漁民と行政による共同管理」)の具体的事例の形成を図り、地域内への沿岸水産資源のコマネジメント手法の共有と沿岸生態系の保全の推進に寄与します。

協力地域地図

漁民と行政の共同による沿岸水産資源の保全管理強化プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • パイロット活動の様子(水産資源の乱獲を防ぐカゴ漁の普及試験) 

  • パイロット活動の様子(サンゴの増殖活動) 

  • プロジェクト専門家とカウンターパート 

関連情報

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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