教育施設拡充事業（2）

1980年代の韓国では、高等教育機関の学校数、教員数、学生数、進学率などが大幅に増加する一方、教育施設および実験・実習設備の拡充が追いつかない状況でした。また、同国政府は科学技術者人口の拡大を目指しており、科学に対する関心と理解を深めることを重要視していました。この協力（第2期）では、大学などの教育施設65校に対して教育機材の調達と天文館の建設を支援しました。これにより、同国の大学の設備充足率は1985年の43パーセントから、1994年には65パーセントへと向上するなど、教育水準の質的改善に寄与しました。