カイメップ・チーバイ国際港開発事業（2）

ベトナムのホーチミン市域の主要港湾では、増大する貨物取扱量に対して、受入能力が限界に近づきつつあり、また、水深も浅く、大型船舶（3万トン超級）は入港できない状況となっていました。さらに、往来する船舶数の増加に伴う航路渋滞、河川の水質汚濁、貨物輸送による市内道路の交通渋滞なども、年々、大きな問題となっていました。そこで同国政府は、今後増加する南部地域における貨物取扱は、ホーチミン市郊外の港湾で対応する方針を立て、港湾開発を進めることとなりました。この協力では、南部バリア・ブンタウ省のカイメップ・チーバイ地区において、コンテナ及び一般貨物ターミナル並びに関連施設を建設することにより、急増する貨物需要への対応を図りました。