ザンビアでは、就業人口の約7割が農業に従事しており、農業は鉱業と共に経済成長を担う重要なセクターですが、生産量と生産性の低さが課題となっています。国土(約75.3万平方キロメートル)のおよそ6割(42万平方キロメートル)が作物・家畜生産に適しているとされていますが、有効に利用されているのは、農地の16%程度に留まります(2014年:世界銀行)。また、灌漑可能面積は2.8万平方キロメートルと推定されていますが、灌漑農地は0.16万平方キロメートル(15.6万ヘクタール)に過ぎず、生産量の拡大と生産性の向上のために、農地の拡大と共に灌漑農業の促進が求められています。
JICAは2…