JICA・AUDA-NEPAD共催 アフリカの栄養改善に向けた国際イニシアチブIFNAの取り組みと地産地消型の学校給食
- 日時
- 2022年8月23 日(火)19:30-21:00(JST)
- 分野
- 栄養
- 形式
- オンライン開催
- 共催
- アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)
背景
東京栄養サミット2021では、世界の人々の栄養改善について議論をし、今後より大きなインパクト創出のために、政府や開発パートナーが協働して取り組む重要性を確認しました。そこでJICAは、「栄養をすべての人々へ」というゴール実現のために、「JICA栄養宣言」を発表し、食と栄養のアフリカ・イニシアチブ(IFNA)のさらなる推進を表明しています。それに加えて、IFNAは、「アフリカの栄養改善」を目指す「Africa's Commitment」を発表しました。
また、アフリカ連合(AU)は、2022年を栄養年と宣言しています。中でも、AUDA-NEPADは地産食材を用いた学校給食(Home-Grown School Feeding:HGSF)に強い関心を示し、HGSF実施のためのガイドラインを作成しています。日本政府は、2022年1月に「School Meals Coalition」に加入しました。HGSFは、教育、保健、農業といった様々な分野にまたがります。これは、必要栄養素の需要・供給量を踏まえたアプローチをすることで、より効果を高めることが期待できます。一方で、HGSFは、費用、栄養バランス、地域資源という3つの制約があることが課題としてあげられています。
キー・クエスチョン
- 昨今の食糧危機に対して、HGSFが食料・栄養安全保障に対して、どのように貢献し得るか
- 地産地消型学校給食の実施によるコスト面でのポジティブな影響とネガティブな影響は如何
- 地産地消型学校給食を導入することによるコミュニティへのインパクトはどのようなものがあるのか。また、ポジティブなインパクトを引き出すためにはどのような工夫があるか
- 持続的な地産地消型学校給食の実現のために、サプライチェーンや、制度などにおいて、どのような課題があるか
目的
IFNAのこれまでの知見や、アプローチ方法を紹介すると共に、地域食材を用いた学校給食の可能性に注目し、今後のIFNAの道筋を議論します。
また、イベントを通じて、食と農業による栄養改善のための幅広いパートナーシップを世界に向けて発信します。
登壇者
- 田中明彦
- JICA 理事長
- Ms. Nardos Bekele-Thomas
- AUDA-NEPAD 長官
- Prof. Mohammed Belhocine
- アフリカ連合、教育・科学技術・イノベーション委員会 委員長
- Ms. Niamh O’Grady
- WFP 給食プログラム部長代行
- Dr. Monicah Kinuthia
- ケニア 公共サービス・ジェンダー・高齢者問題・特別プログラム省ASAL開発局戦略プログラム 開発部長代理
- Ms. Olusola Olayinka Idowu
- ナイジェリア 財務・計画省事務次官
- Ms. Vanity M. Mafule
- ボツワナ地方自治省次官補
- 仲田俊一
- JICA 国際協力専門員
- Ms. Kefilwe R. Moalosi
- AUDA-NEPAD プログラム実施部局 プロジェクトマネージャー(栄養)
- 窪田修
- JICA 上級審議役

※参加登録の締切は、8/22(月) 17:00(日本時間)となります。