アフリカにおける女性と司法~人間中心のアプローチに向けて
- 日時
- 2022年8月26 日(金)19:30-21:00(JST)
- 分野
- 司法アクセス
- 形式
- オンライン開催
- 共催
- 国連開発計画(UNDP)
背景
SDG16は、「法の支配」の枠組みが形式的に整うことのみならず、実際にその下で一人ひとりの人間の権利保障がなされることを求める壮大なゴールである。かかるゴールを達成する上で、性・性差に基づく暴力の対象となるなど脆弱な立場におかれたアフリカの女性の司法アクセスの向上は国際社会が優先的に取り組むべき課題である。
今後の取組を検討する上では、これまでの優良事例から学ぶとともに、今後も続くことが見込まれるコロナ禍の影響も含め、女性が直面している現実を正面から捉えた議論が不可欠である。
キー・クエスチョン
- 人間中心の司法アクセスを実現するために不可欠な要素とは何か。
- どのような要件を満たしていれば、「女性が司法分野に有意義に参加している」といえるか。また、そのような状態を目指すために、国連・国連加盟国・市民社会はどのようなアプローチを行うことが出来るか。
- アフリカ・日本の女性の司法への参加とアクセスにはどのような課題(物理的・財政的・文化的障壁等)があるか。
- これらを踏まえ、今後のコロナ下のアフリカにおいて、人間中心の司法アクセスを改善するための効果的かつ持続可能な取り組みを提唱し、支援するうえで、各国の政府機関、コミュニティー、NGO、援助機関等はそれぞれどのような役割を果たすべきか。
目的
アフリカにおける女性の司法アクセスの現状を話し合い、アフリカ地域の優れた実践と取り組みを共有し、人々を中心とした法の支配の観点からアフリカの女性の司法アクセス向上のための今後の方向性を議論するとともに、司法における男女平等の問題、国家機関における女性のための司法アクセス向上のための革新的なプロセス、ジェンダー司法を推進するための市民社会の役割、そして法的支援の優れた実践を紹介する。
登壇者
- 宮崎 桂
- JICAガバナンス・平和構築部長
- 岡井 朝子
- UNDP総裁補 兼 危機対応局長
- Ms. Roselyn Akombe
- UNDPアフリカ地域サービス局、ガバナンス・平和構築コーディネーター
- Judge Elisa Samuel Boergkamp
- モザンビーク司法研修所ディレクター、裁判官
- Mr. Stephen Oguna
- ケニアNGO KASH (Keeping Alive Societies’ Hope)、プログラムオフィサー
- 雪田 樹里
- 女性共同法律事務所、弁護士

※参加登録の締切は、8/25(木) 17:00(日本時間)となります。