成果がいっぱい! 
オフィシャル特派員スタディツアー
帰国速報!

『森から世界を変える
ソーシャルビジネスアワード』

インドネシアで森林保全と国際協力の実情を知り、自らが考えたソーシャルビジネスアイデアを検証するスタディツアーを行った『森から世界を変えるREDD+プラットフォーム オフィシャル特派員』の4名が、9月18日、9日間の行程を終えて無事帰国しました。 帰国したばかりの4名に、スタディツアーの手応えと感想を聞きました!

つながるHUTAN(森林)プロジェクト
〜Cooking Forest〜

つながるHUTAN(森林)プロジェクト:ビジネスアイデアの紹介

門田正吾さん

僕たちのビジネスアイデアは「アグロフォレストリーによって収穫されたスーパーフードを使った料理教室を、日本(先進国)で開催する」というものでした。実際にアグロフォレストリーを行っている方々に話を聞くことができて、現地では「スーパーフード」の存在があまり知られていない一方で、より商品価値の高いアグロフォレストリーの作物を模索しているのが現状です。
料理教室で市場を拡げながらスーパーフードの栽培を進めていくことに、ビジネスとしての可能性を確認することができたのは有意義な収穫でした。

高橋美佐紀さん

現地でのアグロフォレストリーでは、バナナやカカオ、コショウやパパイヤなどを栽培していましたが、市場にも出さず、あくまでも林業の「副産物」としてコミュニティで消費しているのが現状ということでした。販売先まで確保した上で、スーパーフードの栽培を普及していくことができれば、現地の人たちの生計向上にも役立つはずという手応えを感じました。
現地の森林保全などの現状は論文やネットの情報で調べて理解しているだけだったので、実際に森や村を見て、そこで生活している人たちに話を聞くことで、いろんなことを実感することができたのがよかったですね。私たちのアイデアで「貢献したい」という思いが、ますます強くなりました。


先進国と途上国をつなぐ
熱帯林専門のVRテーマパーク 
世界ふしぎの"森"発見

世界ふしぎの"森"発見:ビジネスアイデアの紹介

黒岩健一さん

「現地の方が撮影した映像を活用して、日本などの先進国と熱帯林がある途上国を繋ぐVR(バーチャルリアリティ)テーマパークを展開」するのが、私たちのビジネスアイデアでした。スタディツアーでは、インドネシアの森林の現状を知り、VRでどんなコンテンツを展開するのかを意識していました。
実際に現地の方々に話を聞いて、木を伐るという方法以外で収入を確保するのが難しい現状を知ることができて、熱帯林の自然や生活をコンテンツとして収入にしていくことには、大きな意義があるのではないかと感じることができました。
また、現地ではスマートフォンも普及していて、そこで暮らし、働く人たち自身が「情報を発信したい」という意欲を持っているのが確認できたことにも手応えを感じました。

赤塚千春さん

熱帯林を歩いた時の匂いや色、木や苔の手触りなど、森林の現状を五感で知ることができたのが、とてもよかったと思います。こうした五感で感じる情報をVRテーマパークに盛り込むことができたら楽しいですね。
現地では、かつて違法伐採をしていた方にヒアリングすることができました。当時のその人自身には違法という意識はあまりなく、生活を支える収入源の選択肢として「森の木を伐る」というやり方を選んでいたそうです。収入源の選択肢を増やすことが大切なんだと確認できたし、こうした実情を知ることで「何ができるか」という考えを深めていくことにも繋がるだろうと思います。