看護師

「看護師」隊員とは?

病院や地域(保健センター、小学校、村落地域など)で、看護業務の指導や住民への啓発活動などを行います。看護学校で学生に指導を行う要請もあります。

<活動内容例>
  • 地域の中核病院で、看護業務を通して、医療事故や院内感染防止、患者中心ケアを病院スタッフに指導
  • 県病院のICUで、看護技術の向上や看護ケア改善のための指導
  • 地域の保健センターや村落地域を巡回して、住民への生活習慣病予防のための啓発活動を行う
  • 看護の専門学校で、同僚とともに実習を中心に学生を指導
コミュニティの保健所で働く助産師と隊員(マラウイ)
村人への栄養改善指導、衛生教育をする隊員(ニジェール)
病棟で看護実習中の隊員と看護学生(ボリビア)

「看護師」隊員には何が必要?

看護師の国家資格が必要です。保健師や助産師の資格や実務経験もあると、対応できる活動範囲が広がります。実務経験年数は3年以上(派遣時点)、より専門性が求められる場合は5年以上が望ましいです。

その他、要請内容によって、特定の疾患や部署での知識や実務経験、プライマリ・ヘルスケアや母子保健、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)についての体系的な知識や経験、糖尿病療養指導士資格等が求められます。

「看護師」隊員のシゴト Q&A

看護師ですが、看護師以外の職種にも関心のある要請があります。どのように職種を選んだらよいでしょうか。

ご自身の興味関心や、「看護師」としての経験や知識を活かせるかどうかが職種を選ぶ一番のポイントです。まずは自分の強みとなる資格や経験のある職種の要請内容をチェックしてみましょう。関連職種としては、「保健師」「助産師」「感染症・エイズ対策」「公衆衛生」や「病院運営管理」等もありますので、確認してみて下さい。

「看護師」で合格するために、具体的にどういった勉強や経験をすればよいでしょうか

これまでのご自身の「看護師」としての業務を振り返り、基本的な知識について復習するとともに、希望する要請内容をよく読んで理解し、事前に関連する事柄について勉強(復習)をしておきましょう。面接では、希望要請に対してどのような関連知識・経験があり、どう途上国の人の役に立てそうなのか、具体的な活動内容もイメージして話せるようにしておきましょう。帰国隊員の体験談や、ブログ等も参考にしてみてください。

病院で看護師として勤務中ですが、協力隊では地域での保健活動をしたいと考えています。どういった勉強や経験をした方がよいですか。

プライマリ・ヘルスケアについての知識や、保健師資格取得時に必要となった知識は役に立ちます。また、活動の対象者(妊婦や乳幼児、生活習慣病患者、高齢者等)への看護経験・知識も役立ちます。地域看護の実務経験は必ずしも求めていませんが、訪問看護の経験や、保健指導関連のイベント経験等があると、現地での活動時に役立てることができます。

派遣された国では看護師としての医療行為はできますか。

協力隊事務局では、一律に医療行為(身体への侵襲行為)を禁じていませんが、派遣される国によって状況が異なっていますので、個別の要望調査票でご確認ください。

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