「行くなら今しかない!」と、3年間の社会経験を経て長期協力隊に参加。
中学生のとき何気なく見たCMの「アフリカには学校給食がありません」というメッセージが、心に引っ掛かりました。貧しい国の人たちを放っておけないと、子ども心に感じていたのかも知れません。アフリカの実情を自分の目で見てみたいと思い、大学4年の夏休みに、短期のJICA海外協力隊へ参加。ウガンダに拠点を置くNGO団体で、エイズで親を亡くした子どもたちにシュシュやブックカバー作りを教えました。最初は現地語が分からず苦労しましたが、作業の合間に歌を歌ったりして次第に打ち解けることができるように。1ヵ月はあっという間に過ぎ、帰国し卒業した私は、地元静岡にできたばかりの富士山静岡空港に就職しました。
就職してからも、「いつか長期でまた協力隊に参加しよう」という思いを抱き続けていました。1ヵ月という短期では、やり残したと悔しく感じることがあったためです。働き始めて3年が経ったころ、上司からは慰留されましたが、再び協力隊に応募。「行くなら今しかない!」という固い決意がありました。