訓練所での共同生活に不安を感じている方もいるでしょう。そこで2023 年11月某日、10月16 日から2カ月間の訓練に臨んでいる2023年度3次隊の訓練生に密着しました!
海外で働く経験をしていろいろな人と関わりたいと思い、協力隊への参加を決めました。訓練の中では、自分自身の余裕の有無によってとっても楽しい時期、苦しい時期など気分の高低があるので、できるだけ心にゆとりを持つのが大事だと意識しています。
朝は5:00から共用スペースでの自習や屋外での運動(体育館などは5:30から)がOKで、訓練所の周囲でランニングをする人もいる。なお、朝食は各自食堂で7:10から8:00の間に取る。※朝・昼・夕食共に、事前申請なく欠食するのはNG。終了10分前まで食堂に入室できるので、早食いの人はギリギリまで寝られるかも?
毎朝、訓練生全員が集合して、派遣国の国旗紹介や連絡事項の伝達を行う。通常はエントランスの広場に集まるが、悪天候や隊歌練習などで屋内実施となる場合もある。
午前中は1コマ50分の授業が3コマある。語学は講師1人に対して訓練生数人と少人数体制で、集中的に勉強できる。ラオス派遣の高橋さんが学ぶのはラオ語。
食堂の食事は栄養バランスを考慮して和食が多いが、週1回は派遣国の料理も出る。
午後の授業・講座は4コマ。語学授業以外にも、講堂での健康・安全管理などの講座や各種オリエンテーションがあったり、日によっては予防接種や自習の時間が設けられたりする。
17: 00から入れる共同の大浴場や、個室のシャワー室を男女1つずつ完備。シャワーは朝5:30から使えるので、早朝の運動で汗をかいても爽やか!
訓練生は、職種・派遣国が混在した10人ほどの「生活班」に分けられる。生活管理や各種の連絡は班ごとに行われることが多く、取材日には夕食後の時間に各班のミーティングがあった。通常は夕食から消灯まで自由時間で、各自で自習や身辺整理、有志のワークショップなどもできる。個人で用意した夜食を取ってもいいが、アルコールは持ち込み禁止!
翌朝5:00までは基本的に宿泊棟の居室内で過ごす。しっかり体を休めて翌日に備えよう!
Text=飯渕一樹(本誌) Photo=阿部純一&飯渕一樹(いずれも本誌)